皆さん、家計の見直しは順調に進んでいますか?
「万が一のことがあったらどうするの?」
「みんな入っているから大丈夫でしょう?」
そんな不安でお悩みの皆さんに、
今回はYouTubeチャンネル登録者数690万人超え、
『お金の大学』でもおなじみの両学長が提唱する「保険の鉄則」をお伝えします。
保険は「お守り」ではありません。
確率と損失額に基づいた「数学的な判断」が必要なのです。
そのための具体的な基準を、一緒に見ていきましょう。
結論|両学長が「おすすめ」する保険は最小限でOK

いきなり核心を突きますが、両学長のスタンスは非常に明確です。
「保険は、確率が低く、損失額が極大になるリスクにのみ掛けるもの」
多くの人が「なんとなく不安だから」という理由で、あれもこれもと特約をつけてしまいがちですが、
それは家計における「資金の流出」でしかありません。
手数料や人件費が乗った商品を過剰に買うことは、資産形成のスピードを著しく鈍らせるのです…!
具体的には、以下の3つの条件が重なった時だけ、民間保険の出番となります。
- トラブルが起こる確率は低い(めったに起きない)
- しかし、起きた時の損失額が数千万円〜数億円レベル
- 貯金では絶対にカバーできない
逆に言えば、「貯金で払えるトラブル」に保険をかける必要はない、というのが両学長のロジックです。
「えっ、病気は?入院は?」と思われた方、ご安心ください。そのあたりもじっくり解説していきますよ。
まず押さえる保険の役割(保険で備えるべきリスク)
まずは、リスク管理の「4つの部屋」という考え方を整理しましょう。
ここを理解しないと、保険選びで迷子になってしまいます!
| リスクの頻度 | 損害の大きさ | 対策方法 | 具体例 |
|---|---|---|---|
| 高 | 小 | 予防・回避 | 虫歯、軽微な接触事故など(そもそも起きないように気をつける) |
| 高 | 大 | 回避 | ブラック企業への就職、ハイリスクな投機(君子危うきに近寄らず!) |
| 低 | 小 | 貯蓄(自己資金) | スマホの画面割れ、短期間の入院、家電の故障 |
| 低 | 大 | 保険 | 世帯主の死亡、他人の車や家を壊す、火災で家が燃える |
保険で備えるべきは、一番下「発生頻度は低いが、損害が巨大」な部分だけなのです。
「頻度は低いが損害も小さい(数万〜数十万円程度)」エリアに保険をかけてしまうと、
払った保険料の総額が、受け取る保険金を上回る「マイナスゲーム」になりがちです。
ここを「貯蓄」で対応できるようになることが、家計を強くするための第一歩なんですね。
両学長が必要性を語る「基本の3つ」
では、その「巨大なリスク」に対応するために必要な保険とは何でしょうか?
両学長が「これだけは検討の余地あり」としているのは、基本的に以下の3つだけです。
- 火災保険
- 家が燃えたり、台風で損壊したりした際の損害は数千万円規模。これを貯金で賄うのは不可能です。
- 賃貸の場合は不動産会社指定ではなく、自分でネット保険などの割安なものに加入するのが鉄則です。
- 対人・対物賠償責任保険(自動車・自転車)
- 他人を死傷させてしまったり、高級車や建物に突っ込んだりした場合、賠償額は億単位になることも。
- これは人生が一発で破綻するレベルなので、絶対に加入必須です。
- 掛け捨ての生命保険(死亡保障)
- ご自身に万が一のことがあった際、残された家族が生活できなくなる場合のみ必要です。
- 独身の方や、すでに十分な資産がある方は不要となるケースが多いです。
この3つ以外は、基本的に「不要」か「公的制度と貯蓄で代用可能」と判断されます。
かなりバッサリしていますが、これが合理的判断というものです…!
なぜ医療保険を最優先で削りやすいのか(公的保障の考え方)

「日本人は医療保険が大好き」と言われますが、両学長はこれを真っ先に解約候補に挙げることが多いです。
なぜなら、日本には「最強の保険」がすでに備わっているからです。
それが「公的医療保険(健康保険)」です!
健康保険+高額療養費制度の基本
私たちは毎月、給料から安くない健康保険料を引かれていますよね?
これ、実はものすごい手厚い保障を含んでいるんです。
その保障の中でも強力なのが「高額療養費制度」です。
これは、ひと月の医療費負担額に上限を設ける制度です。
年収約370万円〜770万円の一般的な会社員の方であれば、
ひと月の自己負担限度額は「約8万円〜9万円程度」で済みます。
例えば、がんの手術で医療費が100万円かかったとしましょう。
窓口負担(3割)で30万円もかかる!…ではありません!
高額療養費制度を申請すれば、実際の負担は9万円弱で済んでしまうのです。
「1ヶ月で9万円なら、貯金で払えませんか?」…これが両学長の問いかけです。
毎月数千円〜1万円の民間医療保険を何十年も払い続けるコストと、万が一の時に貯金から10万円払うコスト。
計算すれば、どちらが得かは一目瞭然というわけですね。
民間医療保険を検討してもいい例外パターン
もちろん、100%全員に「医療保険は不要」と言い切るわけではありません。
以下のような状況にある方は、民間医療保険に入る意味があるかもしれません。
- 貯蓄がほとんどない(数十万円以下)
- 病気になった瞬間に生活が破綻する恐れがある場合、貯金ができるまでの「つなぎ」として加入するのはアリです。(県民共済など安いもので十分!)
- 自営業・フリーランスで、働けない期間の保障が薄い
- 会社員のような「傷病手当金(病気で休んだ時に給料の約2/3が出る制度)」がないため、就業不能保険などの優先度は上がります。
- どうしても精神的な安心が欲しい
- 「損得ではなくお守りがないと夜も眠れない」という方は、心の平穏のために加入するのも一つの選択です。(ただし、最安の掛け捨て推奨)
両学長が「いらない」と言いがちな保険8つ(固定費削減の本丸)

さあ、ここからは心を鬼にして固定費を削減していく時間です!
両学長が「これには入らなくていい」「解約・見直し推奨」と断言することが多い、
代表的な保険を8つリストアップしました。
医療保険/がん保険
前述の通り、公的保険と高額療養費制度でカバーできる範囲が広いためです。
特にがん保険は、「診断一時金」などは魅力的ですが、
がんに罹患する確率と支払う保険料の総額を天秤にかけると、
多くの場合「貯金しておいた方が自由度が高い」という結論になります。
「先進医療特約」についても、実際に先進医療を受ける確率は非常に低く、受けたとしても数百万円程度。
これも「しっかり貯蓄があれば払える」範囲と見なされます。
貯蓄型(終身・学資・個人年金)
ここが一番の落とし穴です!
「貯金代わりに保険に入る」…これは絶対に避けるべきと、両学長は強く警鐘を鳴らしています。
- 終身保険
- 学資保険
- 個人年金保険
これらは、保険会社に支払う手数料が高すぎて、投資としての効率が非常に悪いのです。
「満期になれば返戻率105%」などと言われると増えているように見えますが、
数十年かけてその利回りは、インフレリスク(物価上昇)を考慮すると、実質マイナスになる可能性すらあります。
保障は保障(掛け捨て)、資産形成は投資(NISAやiDeCo)と、明確に分けるのが鉄則です!
介護・ペット・地震・外貨建て/変額
さらに細かいところも見ていきましょう。
- 民間介護保険:
公的介護保険があります。認定基準が厳しい民間保険に頼るより、現金を残すべきです。 - ペット保険:
愛犬・愛猫は大切ですが、50%〜70%補償などが多く、全額カバーされません。毎月の保険料を「ペット貯金」として積み立てた方が、いざという時に全額使えます。 - 地震保険:
これは判断が分かれますが、火災保険に付帯する地震保険は「建物評価額の50%まで」しか出ないことが多く、家を再建するには足りません。「生活再建の足し」にはなりますが、コスパを考えると必須とは言い切れない側面があります。 - 外貨建て保険/変額保険:
手数料の塊です。「保険」と「投資」の悪いとこ取りになりがち。外貨で運用したければ、自分でネット証券から米国株や全世界株を買えば、手数料は数十分の一で済みます…!
【ジャンル別】両学長が紹介している掛け捨て保険の選択肢

「じゃあ、具体的にどこの保険に入ればいいの?」
両学長が動画で紹介することの多い「合理的な掛け捨て保険」のジャンルと選び方をご紹介します。
※特定の商品名は時期によって変わるため、ここでは「選び方の基準」を中心にお伝えします。
定期保険(死亡保障)
自分に万が一があった時、遺族にお金を残すための保険です。
ポイントは「三角形の保険」を選ぶこと。
- 平準定期保険(四角形):保障額がずっと3,000万円。
- 逓減(ていげん)定期保険(三角形):年数が経つにつれて、保障額が徐々に減っていく。
子供が独立に近づくにつれて、必要な保障額は減っていきますよね?
だから、保障額が減っていく(その分、保険料が圧倒的に安い)逓減定期保険が合理的なのです。
収入保障保険(家族の生活費)
上記の「逓減定期保険」の一種で、死亡保険金を「毎月〇〇万円」という給料形式で受け取れるものです。
一度に数千万円もらうと使い道に困りますが、月々の生活費として入ってくるなら管理もしやすいですよね。
両学長も、小さなお子さんがいる家庭には、このタイプ(FWD生命など)を推奨しています。
タバコを吸わない、健康状態が良いなどの条件で割引が効く商品を選ぶのがポイントです!
就業不能保険(働けないリスク)
病気やケガで長期間働けなくなった時の生活費をカバーします。
ただし、会社員には「傷病手当金」が最長1年6ヶ月ありますし、障害年金もあります。
ですので、これは主に「自営業・フリーランスの方」や「貯蓄が全くない会社員の方」向けの選択肢です。
選ぶ際は、
「精神疾患もカバーするか」
「給付開始までの待機期間(60日など)はどうなっているか」
を細かくチェックする必要があります。
自動車保険(対人対物は無制限が基本)
自動車保険は、大手損保ではなく「ネット型(ダイレクト型)」一択です!
内容は同じなのに、代理店型より保険料が数万円安くなることもザラです。
- 対人賠償:無制限
- 対物賠償:無制限
- 人身傷害:3,000万円〜5,000万円程度(搭乗者のケガ)
- 車両保険:なし(つけるとしてもエコノミー)
ここで重要なのは「車両保険」を外すこと。
高い車両保険料を払うより、その分を貯金するか、中古車に乗り換える方が経済的合理性は高いです。
「車は消耗品」と割り切れるかどうかが、資産形成のスピードを左右します。
よくある質問(両学長 保険 おすすめ)

最後に、視聴者さんからよく寄せられる質問パターンにお答えしましょう。
独身でも生命保険は必要?
基本的には不要です。
誰を養っているわけでもないので、自分が亡くなって経済的に困る人はいません。
葬式代程度があれば十分ですが、それも数百万円の保険に入るより、手元の貯金で十分賄えます。
独身の方が優先すべきは、保険料の支払いではなく、自分のスキルアップや株式投資への入金力アップです!
子どもがいる場合、いくら必要?
これは「必要保障額」を計算しないと分かりません。
「なんとなく3,000万円」ではなく、以下のように引き算してください。
- これから子供が独立するまでにかかる生活費・学費の総額
- 遺族年金(国からもらえるお金)の総額
- 配偶者のこれからの収入見込み
- 現在の貯蓄額
(1)-(2+3+4)= あなたが必要な保険金額
計算してみると、
「あれ?500万円くらいで足りる?」とか、逆に「3,000万円必要だ!」とか、リアルな数字が見えてきます。
不足分だけを、収入保障保険などでカバーするのが正解です。
フリーランスは何を厚めにする?
フリーランス・個人事業主の方は、会社員に比べて公的保障が薄いです。
- 傷病手当金がない
- 厚生年金ではなく国民年金(遺族年金・障害年金が少ない)
そのため、
「就業不能保険」への加入、「iDeCo(小規模企業共済)」での退職金作りを厚めにする必要があります。
守りが手薄な分、攻め(稼ぐ力)と守り(現金クッション)の両方を意識しないと、
病気一つでゲームオーバーになりかねません。
会社員以上に「現金貯蓄」の重要性が高いと言えますね。
まとめ|最小限にして家計を強くする
「保険は最小限に」という両学長の教えは、決して「リスクを無視しろ」ということではありません。
むしろ、公的制度という「すでに持っている強力な武器」を正しく理解し、
足りない部分だけをピンポイントで補うという、非常に論理的な戦略なのです。
- 確率は低いが、起きたら人生が終わるリスクには「保険」
- それ以外は「公的保険」+「貯蓄」
- 保険と投資(貯蓄)は混ぜるな
この原則を守るだけで、毎月の固定費が1万、2万、あるいはもっと浮く可能性があります。
その浮いたお金を、NISAでの投資や、美味しい食事、家族との思い出作りに回した方が、
人生の満足度は間違いなく上がりますよね!
